いう点でした。
最近は、grubが標準のブートローダになっているので、ほとんどの場合はトラブルもなく
共存できるでしょう。
一番安全なのは、HDを追加してそちらに Linux を入れるという方法です。
しかし増設が困難な場合(ノートPCなどでは)パーティションを分ける事になります。
この場合に安全だと思うのは、空っぽの状態のHDにライブCD/DVDでパーティション
を切って、Windows/OS Xを入れてから、Linuxを入れるという手順です。
(Macでトリプルブートの場合は、OS X → Windows → Linux の順)
士農工商のごとく、士のWindowsのセットアップCD/DVDはWindowsの事しか
考えずに自分(Windows)をインストールします(旧Windows...2000やNTなどの事は
少し配慮しているようですが、OS X や Linux の事は知った事ではない)。
唯我独尊のWindowsも、パーティションが切ってあれば、その中に収まります。
(どのパーティションに入れるかの指定を誤ると、全部をWindowsにしてしまう
事もありますが)
OS X は、Mac OS(OS X) でなければ、Windows と決めつけている感じで、これも
Linux の事は知ったこっちゃない。
(BootCampは、Windowsが好きに振る舞えるように MBRの世界を作っている訳です。)
Linux は、そういうOSたちを相手に、共存インストールできるように配慮するので
あとから入れるのが良い訳です。
Linux用のパーティションサイズとしては、40Gくらいあれば普通は充分です。
20Gでも vmwareやvirtualboxの仮想ドライブを使わないなら足りると思います。
(CD/DVDをたくさん焼いたり、リッピングや録画をする場合は別で、それは
そのデータ容量ぶんは必要です。)
DOS/V PCは電源を入れると、まずROMのBIOSが動きます。
BIOSは初期化を色々行って、普通は HD の MBR というエリアをRAMに読みこみ、
そこに飛びます。
Windowsをインストールすると、MBRにはWindowsを起動するブートローダが書き込
まれて、Windowsが動きます。
仮に、前もってLinuxを起動するためのブートローダが書き込まれていたとしても、
そんなことは無視して上書きします。
(その結果、Linuxは起動できなくなるのですが、その場合でもLinuxのライブCDや
grubのフロッピーを使って、grubをMBRに再インストールすれば復帰できます。)
Windowsより後に Linuxをインストールした場合は、grubが入ってそのメニューに
windows起動という行が入ります。
Mac(intel-Mac)の場合は、BIOSではなくて EFI になり、MBR と微妙な互換を
とりつつもGPT という新しいものになっています。
MacのBootCampというのは、Windowsの事しか考えていません。
しかしWindowsの代わりにLinuxを入れるのは比較的簡単です。
Windowsの代わりにLinuxをインストールすれば済むのです(この場合は
BootCampアシスタントが使える)。
トリプルブート/それ以上のマルチブートの場合は、パーティションを4つ以上に
分けます(2つまでは OS X/EFI で使われます。)
GPTの場合、4つまではMBRと互換をとる事ができます(MBR方式のプライマリ
パーティションは最大で4つ)。
BootCampは、パーティションが3つなら、3番目がWindowsだと決めつけます。
パーティションが4つ以上なら4番目のパーティションがWindows。
ですから、6個くらいにパーティションを(OS Xのユーティリティで)分割して
4番目に Windows を入れます。(BootCampアシスタントはパーティションを
3つに戻してしまうので、使ってはいけません。)
Linuxは、3番目に入れても良いし、5番目、6番目に入れてもOKです。
私の場合は、3番目にUbuntu(日本語Remix版はダメなので、本家Ubuntu)を入れて
5番目を swapにし、6番目にgentooを入れました。
Ubuntuを入れる時に、ブートローダを3番目のパーティションに入れるよう設定したの
ですが、結果としてはうまく行きませんでした(過去記事参照。手作業でmenu.lstを
入れました)。
推測なのですが、MBRにgrubを入れればすんなり行ったかもしれません。
6番目に入れたGentooは 余計な事はしないので、手作業でUbuntuの/boot/menu.lst
にGentooの起動指定を入れればOKです。
しかし、UbuntuとGentooの両方を入れても、どちらか片方だけを使うことに
なると思います。メンテ(セキュリティアップデート)だけでも、4つ(OS X/Windows/
Ubuntu/Gentoo)の面倒は見きれません。。。デスクトップPCもあるし。
Gentooで Fluxboxが起動するところまでできて安心し、以後は放置状態で Ubuntuが
メインになっています。
(Gentooの場合は、MacBookのタッチパッドを使うには少々難しい事(過去記事参照)
をしなければならないので、外付けUSBマウスが必要になります。)
とりとめの無い文ですみません。
ここまで読んで頂いたかたの参考になれば幸いです。
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